大阪市福島区耳鼻いんこう科・アレルギー科【医療法人永成会 田中耳鼻咽喉科】

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咽頭炎・扁桃炎(いんとうえん・へんとうえん)
めまいはおおまかに言って4種類の分類があります。
1.耳が原因の耳性めまい
メニエール病、前庭神経炎、良性発作性頭位めまい(BPPV)など

2.脳が原因の中枢性めまい
脳循環障害、脳梗塞(特に小脳梗塞)、椎骨脳底動脈循環不全、脳腫瘍など

3.全身疾患にともなう全身性めまい
高血圧や低血圧、不整脈、糖尿病など

4.頸性めまい
頸椎の異常でおこるもの
たとえば高齢者では上記の1〜4のうちすべての要素が複雑に絡んでいるケースもあります。加齢に伴って脳血管が動脈硬化を起こし、かつ高血圧と糖尿病を持病として持っていて、加齢で頸椎の異常も生じてきた、などときどきおられます。 典型的な分類に当てはまるめまいなら診断は比較的つきやすいですが、複雑に関連していると診断が困難な場合があります。
めまいの診察を受ける時には
どんな状況で(例:車を運転中)、
どんな姿勢で(例:バックミラーを確認しようとして左に首を曲げたとき)、
どんなめまいが(例:天井がぐるぐる反時計回りに回る回転性めまいが)、
どれくらいの時間(例:5分くらい回転性めまいが、その後2時間ふらふらするめまいが)
 起こったか?

といったポイントを正しく伝えていただくとめまいの診断と治療に役立ちます。
めまいに伴って船酔いのように顔が真っ青になり、吐き気や動悸が起こり、ときには命の危険を感じるほど不安になりますが、実際は命にかかわるめまいは少数です。しかし脳梗塞でもめまい症状が主な場合それとは気付きにくいこともあります。
メニエール病
聞こえにくさ(難聴)と回転性めまいを繰り返す病気です。難聴は低音域が主で、めまいは回転性のものが典型的ですが、浮動感を訴えることもあります。内耳の中にある内リンパという部分の水分の代謝が障害されることが原因と言われています。三半規管が障害されることでめまい症状が、蝸牛が障害されることで難聴や耳鳴り、音が響く感じが起こります。ストレスや睡眠不足が誘因になり、反復することが多いのも特徴です。症状が安定していてもきっかけがあれば再発しますので初回発作時はもちろん再発時にも早めの治療が必要です。
良性発作性めまい
内耳の前庭にある耳石が三半規管の中に迷い込んで過剰な刺激が加わるために起こります。耳性めまいの中でもっとも多いのがこの病気です。耳石が元の位置に戻れば自然治癒もあり得ますが、繰り返す方もおられます。浮遊耳石置換法(エプリー法)という治療法で症状が劇的に改善することもあります。
脳梗塞などの脳血管障害
緊急性のあるめまいです。ろれつが回らない、唾が飲み込みにくくなる、半身が動きにくくなるなどの他の脳神経症状を合併することが多いので、その点に注意して診察します。しかし小脳の小さな梗塞などでめまいが唯一の自覚症状の場合には脳梗塞とは気付きにくいケースもあり注意が必要です。
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いびき・睡眠時無呼吸症候群
いびきや睡眠時無呼吸は、睡眠中にのどが狭くなって起こります。いびきは空気が通る時にのどが振動して音が鳴る状態です。
睡眠時無呼吸はいびきよりのどがさらに狭くなり、吸気時にのどがへしゃげて息が吸えなくなった状態です。10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上起こる場合、睡眠時無呼吸症候群と診断します

耳鼻咽喉科で扱う部位では、アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症、蓄のう症などの鼻の病気、あごが小さい、アデノイド肥大、扁桃肥大が原因となります。

イメージしやすい例としては、もともと扁桃が大きく、アレルギー性鼻炎がある人が、加齢とともに肥満してきて特に飲酒後に筋肉がゆるんで気道が狭くなった状況を想像するとわかりやすいでしょう。寝ると首の皮下脂肪の重みで気道が押し下げられて狭くなります。しかし痩せている人でも検査をすると意外と重症の睡眠時無呼吸症候群だったりすることもあるので一概には言えません。

いびきや睡眠時無呼吸がご心配で来院される方は、まず鼻やのどに狭くなっている場所がないかどうか内視鏡で確認します。併せて舌の大きさや扁桃の大きさなどの診察を行います。

睡眠時検査が必要な場合には提携病院へご紹介させていただいております。
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唾液腺の病気
唾液腺は耳下腺、顎下腺、舌下腺の3種類が左右1対あります。おたふくかぜはこのうち主に耳下腺に症状を起こしますが、片側だけだったり、不顕性感染といって症状がでないままに知らず知らずに罹っていることも数割の方でいらっしゃいます。2度罹患することもありえます。ほかには、反復性耳下腺炎といって耳下腺の腫れを繰り返す病気も存在します。顎下腺では唾液の工場とその通り道に石がたまる唾石症はときどき診察します。簡単なものなら日帰りで当院で唾石摘出を行っています。まれですが耳下腺の腫瘍で顔面神経麻痺が起こることもあります。
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顔面神経麻痺
大別して中枢性と末梢性に分類されます。中枢性は脳梗塞など脳の病気によって起こるもので、末梢性とは額の動きが左右対称かどうかが異なる点です。中枢性は額の動きは左右対称ですが、末梢性の場合麻痺している側の眉毛があがりません。

顔面神経は側頭骨という耳の付いている骨の中を通り、耳下腺の間を抜けて枝分かれして顔面に分布します。このうちのどこかで障害を受ければ麻痺症状が出現します。中耳炎や、側頭骨の外傷、耳下腺の病気(腫瘍など)、などが顔面神経麻痺を引き起こすことがあります。聴神経の腫瘍や顔面神経自体の腫瘍でも麻痺が起こることがあります。

耳鼻咽喉科で扱う末梢性顔面神経麻痺の原因として最も多いのがベル麻痺という原因不明のものです。近年単純ヘルペスウイルスや水痘帯状疱疹ウイルスといったヘルペスウイルスが原因となっている可能性が報告されていますが、現段階ではまだ確定的とは言えないようです。

耳に痛みがあり、めまいと耳鳴り、難聴がある、といった場合には要注意です。これは水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされるハント症候群といわれるものです。早期に治療を開始しないと麻痺症状が残ってしまう場合があります。
耳を診察すると小水疱(みずぼうそうのようなみずぶくれ)ができていることが診断のポイントになります。

口角から水が漏れるようになった、眼が閉じにくい、顔が引きつるようだ、などといった症状があればできるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。
早期発見と早期治療が大切です。
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